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第6回 鶴間Rカフェを開催 ~研究交流と新たな知見の共有~

2026年1月7日(水)、第6回「鶴間Rカフェ」を、金沢大学理工研究域フロンティア工学系の西川裕一准教授を講師に迎え開催しました。

 

本講演では、「“見える筋活動”と“分泌される筋ホルモン”:医工学が支える次世代の健康科学とリハ医療」と題し、高密度表面筋電図法および筋由来ホルモン(マイオカイン)を基盤とした最新の研究成果についてご講演いただきました。

 

高密度表面筋電図法は、筋活動の空間分布や協調性の変化を非侵襲的に可視化できる生体センシング技術であり、未病段階における筋機能低下の早期検出や、リハビリテーション介入効果の客観的評価への応用が期待されています。また、運動により筋から分泌されるマイオカインは、全身の代謝や炎症制御に関与することが明らかになりつつあり、予防医学およびリハビリテーション医療における新たなバイオマーカーとして注目されています。

 

講演では、これら二つの技術基盤を融合させた医工連携研究の可能性について、具体例を交えながら分かりやすく解説されました。電気刺激(EMS)によって大腿四頭筋が著明に収縮する様子など、発表内容は参加者の関心を集め、筋機能評価と介入技術の将来像を強く印象づける内容となりました。

 

約10分間の講演後には、参加者から多数の質問が寄せられ、筋電図解析の臨床応用や共同研究の可能性について活発な意見交換が行われました。質問や意見交換は途切れることなく続き、今後の医工連携による新たな研究・教育展開への期待が高まる機会となりました。