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保健学類長の挨拶

 金沢大学医薬保健学域保健学類は,「保健・医療・福祉における科学的な知識・理論・技術の修得と課題探究能力を養成し,豊かな教養と人間性を備えた高度専門医療人と保健学研究者を育成し,国民の医療・福祉の発展に寄与すること」を基本理念としています。本学類には,看護学専攻,診療放射線技術学専攻,検査技術科学専攻,理学療法学専攻,作業療法学専攻の5つの専攻があり,それぞれ看護師および保健師,診療放射線技師,臨床検査技師,理学療法士,作業療法士の養成を行っています。学士課程のカリキュラムには5専攻の学生が合同でチーム医療や多職種連携について学ぶ科目があり,国立大学で数少ない5専攻を有する本学類ならではの,特色ある学修機会となっています。

 金沢大学大学院医薬保健学総合研究科保健学専攻は,「21世紀の保健学を先導する知の創成と新しい保健学の学問拠点形成を推進し,健全な保健,医療及び福祉の発展に寄与する人材を養成すること」を目的に掲げています。本学保健学には豊かな経験と研究実績を有する教員が多数所属しており,その指導のもと,本専攻の博士前期課程および博士後期課程で学ぶ大学院生は,研究室での実験やキャンパス外でのフィールドワークなど,様々な研究に取り組んでいます。また,博士前期課程助産学分野では,研究力に加えて高度な実践力を有する助産師の養成を行っています。

 金沢大学の保健学類および保健学専攻は,長年にわたり,高度専門医療人,保健学研究者,並びに保健学教育者を多数輩出してきました。さらに,2023年度より社会人の学びの機会となる保健学リカレント教育・リスキリング教育も行っています。変化の激しい時代においても,金沢大学での保健学の学びが,健康を願う人々を支える未来の創造につながることを確信しています。